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松井修三の
思ったこと、感じたこと

二つの不快な印象 その1

投稿日:2015年9月27日

(下の写真は、1階のレストランでもらった絵はがき)


今回の旅行にも数々の感動があったのだが、それらは二つの建築物から受けた不快な印象によってより強いものとなった。

一つは、バルセロナの中心街からバスで30分ほど走った郊外に建つ「ウォールデン7」である。これは、リカルド・ボフィールというバルセロナ出身の建築家が設計した集合住宅だ。16階建、世帯数446。


ある日本の建築雑誌に紹介された写真で見て、どうしても実際に見てみたくて訪ねたのだった。じっくり眺めていると、気分が悪くなった。

その時は快晴だったが、写真で見たよりは、建築家が自慢する不規則に壁面に出っ張った半円形のベランダの下にできる影が、はるかに淡く見えた。

レンガ色の壁面に強力なアクセントをつくり出すはずの影が淡いと、この建物は「美」を発揮しない。美を感じないと、実利面に思いが走ってしまう。


そもそも、円形のベランダは使い勝手が悪い。物の置き勝手に苦労する。それにあの大きさでは、室内に入る陽光が少な過ぎていないか。

おやっ!よく見ると、囲ってしまって窓をつけている部屋もある。風の流れも悪そうだ。そもそも換気を考えているのだろうか。住人は、カビと臭いに悩まされていないのか?

家賃が安い公営住宅なので、入居者は不便や住み心地の悪さを我慢しているに違いない。


建築家は、ガウディのデザイン力を凌駕したくて頑張ったのだろうが、その分「醜」が際立ってしまっている。

「わざと普通と違っていることをして人の注意を引こうとする」ことを「奇をてらう」というが、正にその言葉を地で行った建物だ。

建築家の自己満足・エゴが高笑いしているようなデザインに、不快な印象を受けるのは私ばかりだろうか。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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