
松井修三の
思ったこと、感じたこと
網戸がない暮らし
投稿日:2015年8月18日
今年は観測史上初の「猛暑日連続8日」を記録した。夜になっても気温は下がらず30度を超える日もあった。
「涼温な家」にリフォームして、2度目の夏を過ごしている横浜市のIさんに、住み心地を伺った。Iさんは、松井修三著「涼温な家」の終章で紹介されている。
「私は男性でも冷え性で、大のエアコン嫌いだったのですが、今年の猛暑続きの日には、エアコンを付けっ放しで過ごしました。27度設定の弱運転です。
涼温エアコンは冷気を直接感じることがありませんから、冷え性の私でも快適に過ごせました。
私は寝ているときに蒸し暑くなるのは大の苦手なので、寝室のエアコンは念のために残してもらったのですが、昨年同様に今年も全く使うこともなく、涼温エアコンも止めて寝ています。
昨年の夏はさほど暑さも続かなかったですが、今年のような夏を経験すると、涼温な家にリ フォームしておいてよかったとつくづく思います。
私は病気と闘いながら、今月の14日で満80歳になりました。妻の7回忌も6月に済ませました。なんでも一人でやっています。もともと胃があまり丈夫でないのですが、食欲も落ちません。これは毎晩よく眠れるからだと思います。ありがたい限りです。
日中は家の中で過ごす時間が多いので、筋肉量が落ちてはいけないと思って、意識的にあちこちと動き回るようにしています。
相棒のトロ(猫ちゃん)も、気持ちいいのがわかるのか、涼温エアコンの吹き出し口のところにいたり、好きなように暮らしています。猫は寒さ暑さが苦手なんです。快適なのでしょうね、トロもとても元気ですよ。
毎年夏には帰省する息子が、エアコンの風が原因で、風邪を引いたといって来れなかったのですが、言ってましたよ。
『親父の家はすばらしい』と。
去年、涼温な家を初めて体感した息子は、今年も来るのを楽しみにしていたのです。
ところで、久保田さんの家では網戸はどうしていますか?
この家って、窓を開ける必要がないので網戸は要らないですよね。窓の掃除をするときも邪魔なので、全部はずしてしまいました。眺めが良くなって、外観もすっきりして、とても気持ち良くなりました。
網戸がない暮らしって、いいものですね。
『涼温な家』になってから、いろいろと暮らしが楽しくなって、こんな発見も喜びなんですよ。毎日元気にやっています」。
Iさんの声は、はつらつとしていた。
久保田紀子

- 松井 修三プロフィール
- 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
- 1961年中央大学法律学科卒。
- 1972年マツミハウジング株式会社創業。
- 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
- 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
- 現在マツミハウジング(株)相談役
「いい家」をつくる会代表 - 著書新「いい家」が欲しい。
(創英社/三省堂書店)
「涼温な家」
(創英社/三省堂書店)
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