マツミハウジング 住み心地のいい家 
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涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

辛抱する木に花が咲く

投稿日:2015年7月31日

毎年恒例の、大工さんとの納涼食事会が行われた。

思い出してみると、毎年この時期は熱中症を心配する猛暑が続くのだが、今年は格別に暑く感じる。だが、今のところ熱中症になったものは一人もいない。

写真の若者5人は、みんな平成生まれの社員である。私の左側から大工の榎本、深沢、川口。右側の円成も大工、隣の山口は現場監督志望である。

みんな木造軸組の家造りに携わりたくて入社してきた。


電気屋の池島さんは、昨年、「涼温な家」で賃貸併用住宅を建てた。その二部屋を榎本と円成が2月から借りて住んでいる。

その前に住んでいたアパートは、私の自宅のすぐそばにある築40年になる極めて安普請の建物だった。

雨戸を閉めても。寒さ・暑さは変わらないと、二人は1年中開けっ放しで暮らしていた。

「寒いか?」と尋ねると、「はい、寒いです」と答え、「暑いか?」と聞くと「はい、暑いです」と笑顔で答えていた。

とにかく3年間は辞めないで欲しい、私の初期の念願は叶った。


この念願成就に現在の住まいは影響したのだろうか?

ズバリ聞いてみた。

「どう、住み心地は?」

「はい、最高です」

「前のアパートと比べて、一番いいと思うことはどんなこと?」

「暑さ・寒さに悩まされなくなったことです」

「つまり、住み心地が良くなったということだ。仕事にいい影響が出るようになったということだね」

彼らはここで沈黙した。顔は頷いているが、言葉がない。しばらく沈黙した後で、榎本が重い口を開いた。

「はい。住み心地がいいから、いい仕事になるかとは言えないと思います。いまのぼくらにとって、住み心地は関係ないです」

円成が言葉を継いだ。

「住み心地を味わっているゆとりがありません。毎日、精一杯です。食事を終えて、シャワーを浴びて、目指す建築士二級試験の参考書を2ページもめくると、ベッドに倒れ込んでしまいます」

「倒れ込むとは、オーバーでしょう」

後輩の川口が言うと、テーブルは大きな笑いに包まれた。


川口、山口も会社の近くにアパートを借りた。彼らは、一日も早く1人前になりたいと自発的に選択したのだが、会社にとってもありがたい限りである。


マツミの大工さんは、みんな腕が立つ。人柄がすばらしい。住む人の幸せを心から願うことを喜びとしている。今日もつくづくそう実感した。

5人の若者たちよ、辛抱する木に花が咲くのだ。がんばれよ!

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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