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松井修三の
思ったこと、感じたこと

箱詰めのサクランボ

投稿日:2015年5月27日

宅急便で山形県産の「佐藤錦」を受け取った時、日差しも暑さも真夏と何ら変わりがなかった。

さっそく箱を開くと、正に「真っ赤なサクランボ」が目に飛び込んできた。

「美しい!」

「おいしそう!」と思う前に、美しさに見とれてしまった。

だいぶ経ってから、ようやく1粒を取り出して口に入れようとした瞬間、不思議だと思った。つまり、いま手にしているサクランボはどうやって箱に詰められたかを知りたくなったのだ。

とにかく食べた。甘さを、ほどよい酸味が引き立たせ、口中に幸せ感が広がった。


私は箱に目を戻した。次の1粒をつまみ上げるとき、軸が見えないことに気づいた。軸はついているのだが、見えないように工夫されて積み重ねられているのだ。半端な手間ではできそうもない。


「どうやって、詰めるのだろう?」

すぐにネットで調べて、「三泉観光サクランボ協会」に電話した。

大泉さんという中年の男性が、山形弁で説明してくださった。

「塗箸を使いましてね、一個一個詰めていくのです。指をなるべく触れないようにするのは、微妙な圧力と温度が加わると味が落ちてしまうからです。

母親を中心にして、娘やおばあちゃんが手伝う家もあります」。

大泉さんの語り口を聞いていると、家族の働く姿がありありと目に浮かんだ。


電話を終えて、もう一度サクランボと対面した。

そして、最初見たとき以上に「美しい!」と感じた。じっと見つめていると、おいしく食べて欲しいと願う家族の息づかいが聞こえてくるような気がした。


思い出してみると、箱詰めされたサクランボに感動するのは今年が初めてではない。毎年のように感動していると女房が笑った。

そう言えば、山形の多田農園・多田耕太郎さんは「より美しく、よりおいしくなるようにいつも考えて育てています」と言われている。

おいしくよりも美しくが最初にある。

今日の暑さで、「涼温な家」で味わうサクランボは一段とおいしかった。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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