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松井修三の
思ったこと、感じたこと

「美しい空気」

投稿日:2014年11月11日

(無暖房状態。上が室内、下が外部の温度と湿度)


最近、大手ハウスメーカーの広告に、「換気」という言葉が使われるようになってきた。中でもパナホームは、「美しい空気」というキャッチコピーでひときわ目立っている。

しかし、最新かつ最高グレードとしている「エココルディス」の換気システムは、ホームページの説明とイラストを見る限りでは実に不可解なものだ。

これは、その説明の一部である。


<「エコナビ搭載換気システム HEPA+(プラス)」は、空気の質にとことんこだわり、業界初「HEPAフィルター」を搭載した換気システム。沈降作用によって外気よりもきれいなベース空間(床下)の空気を、0.3μmの微粒子を99.97%除去できる「HEPAフィルター」でさらに浄化。

その空気をダクトを通して各部屋に直接給気し、家じゅうにめぐらせます。汚れた空気は、排気ファンを使って排気します。

自動で省エネ運転に切り替える「エコナビ」機能も搭載。床下給気による地熱の活用、

「家まるごと断熱」との組み合わせで冷暖房効率を高め、省エネで快適環境を実現する換気システムです。>


「沈降作用によって外気よりもきれいなベース空間の空気」とは、いったいいかなるものなのか?

HEPAフィルターを使うとなると、すぐに目詰まりが起きる。空気抵抗が日ごとに増していく。まさか、それを防ぐために床下の「沈降作用」を活用するということではなかろう。

「沈降作用」とは、ホコリが床に堆積するということのはずだ。とても「美しい空気」とはほど遠いイメージである。夏は床下の温度が低いからエコな冷房ができると主張するのだが、湿度を忘れていないか?

温度が下がれば、相対湿度は高くなる。説明では、外気温32度が30度に下がるとある。その時、にわか雨が降って相対湿度が100%近くになる場合もあるはずだ。

外気を地面に近いところから取り込むと、湿気やカビのニオイ、犬・猫のおしっこのニオイに悩まされることになりかねない。どんなに高性能なHEPAフィルターを用いたとしても、それだけでは湿気もニオイも除去できないはず。


パナソニックは、優れた換気装置を製造販売しているが、パナホームの技術者はシステムとして活用をしたがらないようだ。

「涼温換気」は、市販品の組み合わせで成り立っている。唯一、換気装置から出る空気と、エアコンから出る空気を混合するミキシングチャンバーだけが独自製品である。

第一種全熱交換型換気はパナソニック製であり、エアコンはダイキンのものだ。

パナホームはパナソニック製の製品を自在に使えるのだろうが、なぜか、第二種換気にこだわり続けている。

ところで、換気を熟知している人は、HEPAフィルターが住む人の健康にとっては両刃の剣となることも知っている。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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