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涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

危険な取引

投稿日:2014年11月30日

写真は、過日ロンドン郊外で撮影したもの。セミデタッチドハウス(二戸長屋)だったので左右対称の部屋は、片方には家具・カーテン他の調度品が揃えられていた。

不思議なもので、それらがない方は、いわゆる「新築のニオイ」がきつく感じられた。換気はどうなっているのだろうかと、ニオイを感じた瞬間に気になった。

視覚よりも嗅覚が働いたからだ。

片方では、嗅覚もさることながら、明らかに視覚が働かされた。


この建物は、2億円近いが二戸ともすでに中国人から予約を受けたと、案内してくれた不動産業者の鼻息は荒かった。

今、ロンドン郊外も大変な不動産ブームで、新築はもとより中古物件でも3億円前後の高額でどんどん取引されていて、中には、投資で買われるものが多いそうだ。

それらのいくつかをみせてもらったが、いずれもニオイが気になった。


ニオイは目に見えない。

しかし、視覚が捉えるものよりもはるかに気になるものであり、住み心地を大きく左右する。

「住み心地こそが住宅の根源的な価値だ」という投資尺度が働くなら、まず購入は見合わせたくなる。

業者の話では、ネットで売買が成立するケースが多いという。危険な取引だと思った。


以前、私は友人から頼まれ、「億ション」の下見に同行したことがある。そのとき、友人はロケーションのすばらしさと内装の豪華さに目を奪われてしまった。

興奮気味に賛同を求める彼に向かって、契約をするには室内空気質の検査結果を見てからにするようアドバイスした。私には、とても住む気になれないニオイだったからだ。検査結果で有害物質の揮発が心配なかったとしても、そのニオイになじめるとは限らない。

彼は笑って言った。「私は心配ないよ。慢性副鼻腔炎(蓄膿症)だからね」。


今日の勉強会で、10月17日に書いた「生活臭」について語った。

年配のご夫婦が、大きく頷かれていた。

http://www.matsumi.com/blog_420.html#ArticleBox


  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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