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涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

デンマーク換気事情

投稿日:2014年10月8日

デンマークの首都コペンハーゲンにて、「涼温換気」と同様に、換気とエアコンを一体化したシステムを売りにしているGenvex社のThomas kolleskovさんと会談した。

このシステムは、ドイツのパッシブハウス基準には適していないが、「センターダクト換気」と同じ発想なので、実際に現地の空気を吸って、デンマークの換気事情を知るべく出かけてみた。


私たちには、気温12度、風速5メートルは真冬の寒さだが、デンマークの人たちは秋の格好で平然としており、皮膚感覚の違いを思い知らされた。


2005年からMVHR(第一種熱交換換気)が義務付けられている割には、換気に対する国民の関心はイギリスと同様に極めて薄いようだ。


話の最後に加湿器、除湿機について質問した。

トーマスさんが言うには、「デンマークの冬は多湿なために、加湿器は使ったことがなく、夏も多湿だが除湿機は一切使っていない。

でも、オーストリアでは加湿器が必須になる。

なぜなら低温少湿だからである。

私の友人が、ウィーンでインダクト式の加湿器を販売しているから紹介したい」とのことだった。その場で、ネットで見た限りでは、すぐにでも試しに使ってみたくなった。

荒川さんが「明日行ってみますか?」と、まるで東京から名古屋あたりに行くかのような調子で言った。ヨーロッパでビジネスをするには、そのくらいの行動力があって当たり前ですよと言わんばかりであったが、さすがに返事は出来なかった。

しかし、もし、そのインダクト式の加湿器を実際に使っているお宅を体感させてもらえるなら、近々オーストリアを訪ねたいと答えた。


「デンマークでも換気装置へのアクセス(点検・掃除・フィルター交換)という点では問題を抱えていて、それはドイツのパッシブハウスも同様だ。

この点で、アクセスしやすく、誰でも簡単にできるように配慮された『涼温換気』は素晴らしい発想だと思う。

換気は、金儲けにはならないが住む人の健康にはなくてはならない。日本のビルダーのレベルがこんなにも高いとは驚きだ」

トーマスさんは両手を大きく広げ、心底から感心した様子だった。


翌日、デンマークデザイン博物館へ行った。椅子の展示場である。椅子が大好きな私にとって、一度は訪ねたかったところである。

デンマークでは、冬の日照時間が3時間ほどしかなく、長い夜の暮らしを楽しむために、インテリア、特に椅子のデザインが大事にされている。ためしに座ってみると、あまりの座り心地の素晴らしさに旅の疲れが癒された。


ホテルに戻ると、埼玉県の織田様さんからメールが入っていた。

<台風18号は、首都圏を横断する進路を取りましたが、埼玉県は台風の進路の左半円に入ったためでしょうか、我が家に被害をもたらすことなく過ぎ去ってくれました。

涼温換気のお陰で、台風18号が接近し、過ぎ去るまでの2日間、屋外は相対湿度90%以上の状態でしたが、室内は50%台に維持され、室温も含めて快適でした。>

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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