マツミハウジング 住み心地のいい家 
「涼温な家」 空気が気持ちいい地下室 東京 神奈川 埼玉 「涼温な家」マツミハウジング

涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

「涼感マイナス3.5度の街」 ぞっとする提案

投稿日:2014年4月28日

「猛暑」となると、常に最高気温を競う埼玉県熊谷市で、分譲地を売り出すに当たって提案を募ったところ、風や水を活用して分譲地を丸ごと冷やすというミサワホームの企画が採択されたと、本日28日付の「朝日新聞夕刊」が報じていた。以下にその記事を抜粋してみたい。


<熱気を室外放出

住宅の暑さ対策も工夫する。温度が一定以上になると天井窓が開いて空調が働き、熱気を室外へ強制放出。窓の外に水を伝わせる「ルーバー」を設け、水で冷やされた空気が室内に入る仕組みも取り入れる。

こうした対策で、「体感温度が3.5度下がり、エネルギーも節約できる」とアピールする。

同社によると住宅街を丸ごと冷やそうという取り組みは初めて。「暑さで有名な熊谷で、自分たちの技術がどれだけ生かせるか挑戦したい。『マイナス3.5度』は綿密なシミュレーションに基づく数字。自信がある」と意気込む。


市の期待も大きい。猛暑の日は熱中症の危険から外出を控えがちで、子どもたちの遊び場の確保も難しい。室内にいても強い冷房が必要で電気消費量が跳ね上がる。

市は「暑い街の暮らし方として、ひとつのモデルに育てたい」と話す。(以下略)>


これを読んで、ちょっと科学的に考える人ならすぐにお分かりになるだろう。

40度・相対湿度65%の状態が、3.5度下がると相対湿度は78.5%となる。いずれの場合にも絶対湿度は30グラムを超えていて、典型的な「高温多湿」な状態である。このままでは涼しくは感じられない。そこで天窓が開いて、風を室内に通して体感温度を3.5度下げるには、風速3.5メートルが必要だ。テーブルの上に広げた新聞が飛んでしまう。快適とは、ほど遠い状況となるだろう。

その風は、「水をつたわせる『ルーバー』によってさらに加湿されている。それだけではない。街全体が放水で加湿されているのだ。

問題は、家の中のどこかに無風なところがあると、カビ発生の危険が大となることだ。このときの露点温度を知ったらだれもがぞっとするに違いない。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

アーカイブ

2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年