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涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

涙を流すスマートハウス

投稿日:2014年3月2日

勉強会で久保田紀子さんが、こんな話をした。


「暖かな家をつくる」と、「家を暖かくする」とは違うのですね。

私は、住宅展示場で知り合ったメーカーさんから、「家を暖かくする」提案として、全館床暖房にして、それでも寒い場合には各部屋にエアコンをつけますと言われました。

当時、私の頭の中には「暖かな家をつくる」という思いつきはまったくありませんでしたし、教えてくれる人もいませんでした。

それが、2000年1月23日の朝日新聞「天声人語」が縁となって、目覚めさせられたのでした。

いま、住宅展示場では、そのようなことよりも新三種の神器を備える「スマートハウス」が人気のようですが、そこでの関心は、いかに太陽光発電で得をするかであって、あたたかさが忘れられているようです。

その結果、局所・間欠暖房となり、奥様方が結露の始末に追われ、寒い朝に窓を開けざるを得なくなる家が、いまも建て続けられています。


個別相談の席で、お客様が言われたそうだ。

「久保田さんが言われたように、昨年の暮れに完成したご近所の家が、毎朝北側の窓を開けておかれるのです。そのわけは、たしかに結露のようです。私の実家は、窓に結露がしません。性能が悪すぎるからなのですね。

高校生の頃、あるハウスメーカーのテレビ広告で、娘さんが帰宅する父親に向かって、結露でびしょぬれの窓ガラスに『お帰りなさい』と指で書くのを見て、私も結露する家に住みたいと思ったことがありました。

両親が、あのような家を建てなくて本当に良かったと思います。

今度は私が両親のために、結露しない暖かな家を建ててあげたいと思いますので、よろしくお願いします」と。


この話を聞いて思い出した。あのテレビ広告は、たしか私が外断熱と取り組んでからだった。マツミでは、「窓が泣いている!」というタイトルの折り込みチラシを作った。

窓は、家の目だ。毎朝、滂沱の涙を流す家は造るべきではない。だが、国が推奨するスマートハウスでも、泣く家が多いのは確かだ。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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