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涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

期待どおりの「涼温換気の家」

投稿日:2013年12月31日

自宅に「センターダクト換気」を設置したのは2011年11月だった。12月には小屋裏に設置してあったルームエアコンを断熱材で囲って、第一種換気装置から吹き出される浄化された空気と混合し、センターダクトに吹き込む実験を開始した。

この発想は、他社が先行してすでに行っており、各部屋へ小型モーターを使って送風するというものだ。5か所に送るには5個のモーターと5本のダクトを必要とする。マツミでは、1個の送風機と1本のダクトで済むので、空気力学や熱の移動に詳しいスタッフの鼻は高かった。

しかし、私の感性が納得しなかった。

そんなとき、日経夕刊に紹介されたハードロック工業社長の若林克彦さん(1933年生まれ)は、「世の中の商品は、すべて未完成だとみなせ!すべてのものは、組合せで成り立つ」と述べられていた。

(ハードロックというのは、絶対に緩まないナットである。新幹線の安全は、このナットによって守られているとも言われている。)

私は、ルームエアコンとの組み合わせに無理を感じたのだ。アメリカのニューオーリンズの住宅で見たダクト用エアコンに着目していた。さんざん苦労してミキシング装置を開発した技術者たちは、成功の喜びに浸っている暇がなかった。

そこで、ダイキンが販売しているダクト用エアコンとの組み合わせを試すことになった。本当の苦労はここから始まった。ミキシングチャンパーの効率化と小型化への挑戦である。

「これでどうだ!」というものがわが家に設置され、運転を開始したのは2012年7月13日だった。欲しかった「涼感」が見事に得られた。同時進行で横浜長津田の実験棟でも実証された。「いい家」をつくる会の会員に、まっさきに体感してもらい絶賛を受けた。冬が来るのが待ち遠しかった。

外気温がマイナス5.5度に下がった朝、前日から70%節電(3.5kw10帖用程度の出力)でつけっ放しにしていたわが家は、夏用のパジャマでどこにいても寒さを感じなかった。私は書斎で朝刊を読み終わって確信した。

「これなら、お客様に喜んでいただける」と。

エアコンの風を意識しないで、「冷暖」ではなく「涼温」感に満足できる家の誕生であった。


この暮れに「涼温換気の家」にお住いの55棟のお客様方に電話で住み心地をお尋ねした。1棟のお客様を除いてみなさんが「期待どおり」の温かさに満足していると答えてくださった。19棟の方は「期待以上」と喜んでくださっていた。ご不満と応えられた方の家にすぐに担当者が出向いたところ、エアコンの操作を勘違いされており、昨日は「温かくなった」と喜んでくださった。

全国では、すでに200棟近い「涼温換気の家」が建てられている。来年は300棟が建つ予定である。もし、期待した温かさが得られないとしたら、エアコンの不都合かダクティングに問題があるからで、それらは必ず改善できる。


今年も、社員・大工さん・職人さんそして関係業者の方々が実によく努力してくれた。来年も、お客様に喜んでいただけるよう、「ハードロック」のような固い絆をより大切にしてみんなでがんばろう!


本年もつたない文章にお付き合いいただき、感謝しています。

どうぞ、良いお年をお迎えください。


  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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