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松井修三の
思ったこと、感じたこと

老いては子に従う

投稿日:2013年6月16日

後期高齢者ともなれば、周りのものになるべく負担を掛けまいと力まず、子供たちには適度に面倒をみてもらってもいいのでは?


60歳にもなったら、(予算があるなら)迷うことなく「老後を支えてくれるいちばん確かなものとしての家」を建てるべきだ。暑くて、湿気っぽく、寒くて臭い。そんな環境にいたのでは、老人は好かれない。子供たちが喜んで親の面倒を見たくなるような家を建てるのだ。


今日の勉強会で、そんな提案をしてみた。

最初の提案に対するお客様の反応はいまひとつであったが、次の提案には驚くばかりの強い反応があった。


個別相談の席で、すでに勉強会に二度参加されているご夫婦が言われた。

「家にはなるべくお金を掛けずに現金を持っていた方がいいと、子供たちが反対をするのです。60歳を過ぎた私たちはなんとしても住み心地のいい家に住みたい。でも、マンション住まいの38歳になる子供に言わせると、寒い、暑いなどはいっときの感じであって、我慢するから健康にもなるのだ。お金がなければ介護も受けられなくなる。いずれは、介護老人ホームの世話にならなければならないのだから。

老いては子に従えということを考えますと悩みます。

どうしたらいいのでしょうか?」。


自宅に戻ると、今日は父の日ということで長男と四男が遊びに来ていた。

そこで彼らに質問をしてみた。

「年を取ったら、子供たちに適当に面倒をみてもらうのがいい、と言う人がいるがどう思う?」

長男が応えた。

「面倒をみられる状況ならみる」と。

「つまり『みられる状況になければみない』ということだね。それは当たり前だよな」

さらに聞いてみた。


「では、きみたちに残せるお金があるとしてそれらをはたいて、住み心地のいい家に建て替えようとしたら、どうだい、反対する?」

再び長男が答えた。

「お好きなように」と。

「80歳になって、そう質問したら?」

「年齢は関係ないね。たとえ100歳になっても、そういう自分が住みたいと思う家を建てる、その決断力、行動力がだいじなんじゃない。家の建て替えは、三浦さんがエベレストに登るよりは、はるかに簡単でしょ」

四男は、終始笑顔で聞いていた。


家づくりをエベレスト登頂と比較するやつがあるか。

それに、決断力、行動力が大事だなどと言われたくもない。

私は、こんな質問は二度と子供たちにはすまいと思った。

そこで、女房の掛け声に従い、三男が贈ってくれたケーキを食べることにした。食べながら思った。

「老いては子に従う。そんな生き方は自分には合わない」と。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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