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松井修三の
思ったこと、感じたこと

幸縁の地鎮祭

投稿日:2013年10月25日

横浜事務所から車で約20分のところにある横浜市都筑区荏田南で、K邸の地鎮祭が執り行われた。

Kさんが、この日とこだわられ、契約の以前から決められていただけに、祈るような思いで台風の影響が出ないことを願っていた。昨日午後からの天気予報では、台風の影響はまともにありそうだった。

私は、社長に進言した。

「お客様のたっての要望だからといって無理をして、強風や豪雨だとしたら、Kさんも後悔するし、ご近所の方は、無理なことをやる非常識な工務店だと思うに違いない。明日は、延期を申し出るのが正解ではなかろうか」と。

だが社長は、「大丈夫です!」の一点張りだった。気象庁を無視した断定に、私は少なからず危惧の念を持った。夜、食事のときに女房に尋ねてみた。

「あの男は、どのような根拠で台風を心配ないと断言するのだろうか?」

すると、彼女は「指揮官は誰なのですか?」と尋ね返した。

「社長に決まっている」

「では、黙って従うことですよ」

その言葉に、私はますます心配になった。

「テレビの天気予報ですら、語尾には『でしょう』をつけて、外れた場合に備えているではないか。それなのに、『大丈夫です!』と断言するから配になるのだ」

「では、『明日の地鎮祭は、心配ないでしょう』と言えば、安心なのですか?」


そんなやり取りを思い出しながら、現場に到着した。

雨は降っていない。風もまったく吹いていない。Kさんが、うれしそうにやってきた。

「いやー、台風の心配はありませんね。おめでとうございます」

私は、何に感謝すべきか一瞬戸惑った。

久保田さんが、ささやいた。

「出雲大社様のおかげですよ」

そうか。そのとおりかもしれない。

しかし、私の口をついて出た言葉は、

「Kさんとは、幸縁なのです」であった。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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