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第18回 最近の社内の様子

 4月1日、産休していた女性設計士である岡部が戻ってきた。6月には、〔さらに「いい家」を求めて〕の著者である久保田紀子邸を担当した中沢も、二回目の産休から戻ってくる。
子供を抱いた母 二人は、時たま赤ちゃんを見せにやってくることがある。その時の表情は、仕事をしている時とはまったく別で、母親としての優しさにあふれている。その姿を見ていると、子供を育てながらの家づくりは、さらにいいものになることを確信させられる。

二人が産休になったとき、仕事に穴が開いてしまうことが心配だった。しかし、男性陣がよくがんばってくれている。加藤、松木、好岡、川上、山崎、山本である。みんなお客様からの受けがいい。住む人の幸せを心から願える人たちだから。
そこに、今年度の新規採用で、徳山、波瀬が加わった。お互いにライバル意識を持ち、向上心に燃え、「いい家」造りに携わりたいという情熱が熱い。
さて、工事部にも大学卒の新人が二人入社した。
黒柳と加藤である。二人とも、「いい家」をつくる会のメンバーさんの子息である。いずれは家業を継ぐことになるので、マツミで修行させようという親心を受け入れた。だから、「いい家」造りを一日も早くマスターすべく真剣そのものだ。感受性も鋭敏で、気働き、心配りもいい。3年したら、手放したくなくなる人材に思える。
毎日、新鮮な刺激と活気が社内にあふれ、気分が高揚する。
その他の工事部のメンバーをご紹介したい。
部長は梶野で、その下に今泉、篠田、野村、澤井、山下、小玉、伊藤、羽田、原田、五十嵐、本木、そして宮崎という女性がいる。工事部には、一級建築士が二人、二級建築士が4人いる。さらに、一級施工管理士が二人。
なお我社には、ソーラーサーキットの家に住んでいるものが7人いるので、より上質な住み心地を創り出すのに大いに役立っている。

夕方A邸から、「猫ちゃんが小屋裏に入って出てこれなくなっている」という電話が入った。
専務の松井がすぐに反応した。
「A邸の近くにいる監督は、急行してくれ!」と電話で指示するとすぐに飛び出して行った。
そして1時間ほど経って報告してきた。
「サーモカメラ(赤外線をとらえる特殊カメラ)に、猫ちゃんが安全な姿勢で座っているのがキャッチできているので、そっとしておけば必ず出てくると思います」
社内に安堵の声が拡がった。
そこに監督の小玉が帰ってきた。
「H邸の照明を交換してきました。明日は、S邸のクレダの補強工事を行います」
H邸では、寝たきりのご主人を奥さんが介護している。少しでもお役に立つように、社員全員が気配りしている。一方S邸だが、ご夫妻の年齢を足すと162才になる。Sさんのことは、第11回「44年後の家づくり」で紹介させていただいたが、その後もご夫妻はとても元気でいらっしゃる。
今年の最大のテーマは、クレダ暖房機の耐震補強工事である。工事部では、毎日2軒のペースを点検を兼ねながら消化することを目標にしている。

手からこころへ 辰巳芳子著
手からこころへ
辰巳芳子著
海竜社/1,890円(税込)

 私はいま、料理家として名高い辰巳芳子さんの「手からこころへ」(海竜社)という本を読んでいる。みずみずしい感性が、どのページからも湧きこぼれている。
1924年生まれというから、お年は81歳。「本書は、1986年4月に刊行された『手の味こころの味』を、加筆、改筆のうえ、まとめたものです」とされているが、出版されたのは2004年12月である。
感性が、加齢と共に磨かれ、美しさを増すという事実に感動しつつ、ページをめくるのをもったいなく思う。
そして、言葉を、これほどまでに美しく、こころをこめて、味わい深く読ませる本との出合えたことがうれしくてならない。
この本は、久保田紀子さんが贈ってくれた。

その久保田さんは、連休の間も休まずに横浜体感ハウスをオープンする。お客様との出会いほど、胸がときめくことはないからだという。一人でも多くの人に、上質な住み心地を体感してもらいたいと張り切っている。

2005年4月26日
松井 修三


 

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