外断熱・ハイブリッド・エコ住宅/空気がきれい! SA-SHEの家/マツミハウジング

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第19回 春雷に思う

 今朝外に出たら、この季節には珍しくムワーッとした湿気に包まれた。用事を済ませて家の中に戻ると、まるでエアコンを除湿運転しているかのように、体にまとわりついた湿気がすーっと取れていった。
マツミハウジングの事務所は、7階建ての鉄筋コンクリートの1階にある。こんな日の室内は、照明や、パソコンなどからの放熱に湿気が加わり、ムシムシして空気を重く感じるはずだ。窓を開けて風を入れると、南側にある公園の土埃も入ってきてしまい、たちまち机の上がザラザラになってしまう。
住み心地の良い家に住んでいると、湿気も土埃もたまらなく不快に感じるようになるものだ。体感ハウスを訪ねてこられるお客様の中には、こんなに住み心地の良い家に住むと、体がわがままになって虚弱になりませんかと尋ねる人がいる。
そんなとき、私は力んで答えてきた。
「いいえ、そんなことはありませんよ。体も気持ちも休まります。不快な温度差、結露、湿気で悩まされることがありませんし、空気がいつもすがすがしく、遮音性がよく静かですから夜はぐっすり眠れて気力・体力ともに回復します。住み心地の良い家に住むと、健康体質になりますよ」と。
しかし今日の天気で、自分がいつの間にか湿気と土埃をわがままなほどに嫌うようになっていることに気づいた。
若葉 
3時ごろになると、空がにわかに掻き曇り、大粒の雨が、雷に煽られながら激しく落ちてきた。
いっ時その勢いは、満開の八重桜の花びらを一遍に散らしてしまうかと思えるほどであった。
「こんな雨をはるしぐれ(春時雨)っていうのだったかしら」と思いながらしばらく眺めていると、雨は急に止んで、太陽の光が花と木々の緑に見事な輝きを与えた。とくに逆光を浴びた若葉の色はまばゆいばかりに美しく、そよ風に揺れ動く葉が、宝石のような光を放っていた。
私は急いで庭に出て、深呼吸をした。涼風が湿気をすっかり吹き払ってしまい、あたりは実に爽快であった。
「やはりわが家も、自然の爽快感には適わないな」
そうつぶやきながら庭を散策していると、やがて肌寒く感じるようになり家に戻った。
するとそこには、私の肌になじむほんわりとした温かさがあった。
例年のことながら、連休の前後は気候の変動が激しいものだ。しかし、ソーラーサーキットの家はいつも穏やかで、外の激しい変化にも悠然としている。
その心地良さの中に、身を置けることが何よりもありがたい。
会社は連休になるのだが、私は横浜体感ハウスをオープンすることにしている。そのような心地の良さに共感してくださる人と出会えることを願って。

2005年4月26日
久保田 紀子


 

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