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第20回 ブログについて
できる社長のブログ術
レッカ社 (編集)
価格¥1,470(税込)
最近やたらと目につくのが「
ブログ
」である。
久保田紀子さんが「できる社長のブログ術」という本をプレゼントしてくれた。
私はブログをしていないのだから、さしずめ「できない社長」ということになる。そのイメージを一時も早く払拭したくて読んでみた。
ページを開くと、初っ端にあのホリエモンこと堀江貴文社長が登場する。「どうだい、俺はやり手という顔をしているだろう」と写真がいばっている。
でもね、大いに威張ってよいと思う。なぜならお年は私の半分の33才で、私が創業したと同じ年で資本金約240億円の「ライブドア」の経営者だから。
こんなことを言っている。
「あえて嫌いな人とつきあう必要はないじゃないですか。だって全世界に60億人も人間がいて、そのうちのたった1%だけが自分と気の合う人間だとしても、6000万人もいるんですよ。そう考えて生きていると、めちゃくちゃ気が楽です。昔は、たとえば、会社員は会社の人と家族くらいとしかつきあうことができなかったから、八方美人にならざるを得なかったんです。でも、今はインターネットがありますから、場所が離れていても、仕事が忙しくても、気のあう人とメールで簡単にコミュニケーションできますよね。ビジネスも同じ。ビジネスの相手なんて世界中にたくさんいるんですから、好きな相手とだけ仕事をやればいいだけの話です。」
なるほど。そう思えるならば人に媚びることもなく、嫌な付き合いを我慢することもなく、好きな服装で言いたいことが言い易いだろう。
次が「エキサイト」(資本金4億2千百万円)の山村幸広社長でこんなことを言っている。
「子供の童話は、ビデオとDVDに置き換わってしまった。絵本と童話が人間力にどれほど重要なのかはだれもが経験したはずなのに。一方的に流れてくる映像では「想像力」は育たないのである。一枚の絵から想像する世界。その想像力が今、ビジネスでも一番求められているのである。塾よりも童話が大切なはずだ。ドリルより絵本がなによりも重要である。」
ネット関連の若い社長からこんな意見が聞かれることに意外な安心を感じた。
その次に「イー・ウーマン」(資本金8億7190万円)の佐々木かおり社長が登場する。
この方は、朝は3時か4時に起きていて8時には出社しているという。ブログを書くことの意味について。
「素の自分を公開することでしょうか。私はインターネット時代に最も必要とされるのは「ギブ&ギブン」(与えると与えられる)の精神だと思います。(中略)リスクがあっても私がブログを続けるのはまずは楽しいこと。分かち合いが好きなこと。それに加えてオープンな「ギブ」の精神です。そしてすでにみなさんのコメントが「ギブン」のひとつです。感謝しています。」
四番目は「サイバーエージェント」(資本金65億5110万円)の藤田晋社長。
ブログを書くメリットは、「自分の事業のPRや、自分のメディアをもつことにより正しく情報を伝えることができる」ということに書き始めて気づいたそうである。
この方は32才なのだが「渋谷で働く社長のblog」というタイトルでたいへん有名になっている。1日平均約2万人に読まれ、日記・blogのジャンルのなかで第1位という人気だそうだ。
次々とネットの世界のまぶしいほどに若きスターたちが登場する。背後には数多くの投資家がいる。ブログは顧客を増やし、投資家の関心を集めるのにも役立つという。
ところで久保田さんは、私に何を期待しているのだろう。
「もっと素の自分を知ってもらうといいですよ」
「お客様や社員さんたちともっと気軽に会話ができますよ」
「思ったこと、感じたことをもっと気軽に発信してみてはいかがですか?」
それとも、「若い社長たちに負けないでがんばってください!」なのだろうか。
ii−ie.com
を立ち上げて「談話室」を設けることについて相談した時、猛反対をした長男に聞いてみた。
「止めといた方がいいと思うなー。とにかく続けることがたいへんだから。それにお父さんのように過激な意見を書きたがる人は危険だよ。猛烈なトラックバックを受けると思うよ」
なるほどね。
でも佐々木かおり社長の「ギブ&ギブン」の精神でやってみたらどうだろう。時には嫌なギブンもあることだろう。その時は、ホリエモン流に受け流せばいい。山村社長が言われているように、私も童話と絵本が大好きだ。私のブログはそんな感じになれたらいいと思う。
「ナンバーワンの住み心地 マツミの家」の社長、松井修三のブログ「思ったこと、感じたこと」に乞う、ご期待!
2005年6月15日
松井 修三