第22回
勉強会 新入社員の感想
横浜での勉強会に、社員募集に応募した女性設計士が参加しました。
これは、その人が書いた感想文です。
2005年10月26日
久保田 紀子
●Tさんの感想
本日は勉強会に参加させていただきまして、誠にありがとうございました。
おかげさまで、貴社の家づくりについて理解を深めることができました。
まだ入社前ということで、社員としてというよりはお客様の立場に近い感覚で講義を受けられたことはとても勉強になりました。
本日の感想を正直に述べさせていただきたいと思います。
まず、午前中に見学させていただきました工事現場についてです。
第一印象は、「きれいに整頓されていて、工事中ではないみたい!」です。
上棟してまもないのに昨夜からの大雨にもかかわらず内部への雨の吹き込みはごくわずかで、養生の入念さに感心させられました。
柱・土台が全て4寸角であり、ダブルに組まれた筋交いや初めて拝見するTIP構法が、構造体に対する信頼を強く印象付けていました。
外断熱はまだ一部しか施工されていませんでしたが、外壁の仕上げ材が中間の断熱材をはさんで構造体にどのように取り付けられるのかが大変興味深いので、次はもう少し工程が進んだところで拝見させていただきたいと思っております。
午後の講義は、なぜその工法が良いのか、悪いのかを具体的な根拠の元にご説明いただき、「なるほど!」とうなずくばかりでした。
特にハウスメーカーの建物の実情を、事実に基づき詳細に分析された内容は、とても興味深く印象に残りました。他社・他人のやり方を批判する場合、根拠が明確でないと、単なる排他主義的な営業活動と捉えられてしまう恐れがありますが、あくまでも「住み心地」というものさしで良し悪しを判断する明快さ、どんなに敵を作ろうともその哲学を貫く勇気と潔さに、本物の「顧客志向」を感じました。
しかしながら、ほんの少し気になる部分もありました。
具体的に気になった点を敢えて書かせていただきますと、女性建築家が書かれた本の内容紹介で、冬場にも扇風機を活用するアイデアに対し、「SC工法ならそんな対策は不要で、SC工法を知らない著者の勉強不足である」とする場面がありました。
この場合、「著者の勉強不足」という言葉はなくても、SC工法の良さは十分に伝わっているかと思いました。
あと、室内の音が少々気になりました。
スタッフの方が歩くスリッパ音(決して大きい音ではないのですが床との摩擦音)、玄関ドアが開くたびに鳴るメロディー。
特に玄関ドアは開くたびにお客様達の顔が一斉に玄関の方へ向き、せっかくの講義を聞き逃してしまうようでもったいなく思います。玄関ドアのメロディーは講義中だけでも鳴らない設定にはできないものでしょうか?
ソーラーサーキットの家のメリットの一つである開放型の間取りが、欠点に感じられるような印象を与えてしまうのは大変もったいないことだと思いました。
約2時間に及ぶ勉強会でしたが、空気がとても気持ちよく、温度・湿度もほど良くて住み心地のすばらしさを実感することができました。
以上、生意気なことばかり申しまして恐縮ではございますが、新人の素直な感想としてお読みいただければ幸いです。
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