外断熱・ハイブリッド・エコ住宅/空気がきれい! SA-SHEの家/マツミハウジング

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第24回 あったかーい家に感謝!


 寒くなってきた。このところ朝方の気温が5度以下の日が続いている。
今朝6時過ぎ、内外温度計を見たら外気温3.6度、室温は20.8度であった。
わが家には、深夜電力を利用する蓄熱式暖房機クレダが4台設置されているが、スイッチを入れているのは1階食堂とリビングの2台だけ。
夏用のパジャマに靴下を履かずスリッパという姿で、6時から子供の弁当と朝食の支度をしていても寒さを感じたことがない。
今から5年前に住んでいた家では、信じられないような暖かさである。
クレダ 食堂のクレダは、私がいつも座る椅子のすぐ後ろ、50センチ程度しか離れていないところにあるのだが、熱く感じたことがない。
音もなく、風も出さず、においもなく、肌に合う温かさを与えてくれて、しかもランニングコストが安い。
そんなにすばらしい暖房機と、松井さんはどのようにして巡り合ったのだろうか?
これは2002年9月にクレダの製造元であるイギリスのAPPLIED ENERGY社を訪問した時に、飛行機の中で聞いた話である。

「家を暖かくする」のと「暖かな家にする」のとは違うことです。前者は暖房の方法の問題であり、後者は家づくりの改善なくしては実現できません。
性能が悪い家では、家を暖かくしなければなりませんから暖房機が主役になります。石油ストーブを使っていた頃を思い出すと分ることです。
「暖かな家」を造ってみると、主役は家そのものですから、暖房機の存在は脇役でよく、なるべく弱い熱源であることが望ましくなります。床暖房のように大きな面積から熱を発しないで、どこから熱が出ているのか分からない程度のものがよいのです。
最初の頃、私は床暖房を含め様々な暖房を試しました。床下のコンクリートに温水パイプを埋設したり、温風ヒーターを床下に設置したり、OMソーラーと同じ設備をしたりという具合です。天井暖房も、壁暖房も試しました。幅木(床と壁の接する部分に取り付ける見切り材)と回り縁(壁と天井の接する部分に取り付ける見切り材)を暖房に利用することも考えました。
クレダ しかし、どれも不満であり納得できませんでした。そして、最初の体感ハウスの暖房方法で悩んでいた時に、ロンドンで紹介する荒川さんという人からクレダ暖房機のことを教えてもらったのです。

そこまで話してから、松井さんは大きな声で「ロイヤルダルトン」と言った。
「久保田さん、クレダならではの温かみの秘密はロイヤルダルトンなどで有名な陶器の町、ストークオントレントの土でつくられるレンガにあると思うのです。私は、ドイツ製のオルスバーグや、日本メーカーのものなどいろいろと試してみたのですが、なんとしてもクレダの温かみに惹かれるのですよ。それは一つには物語性にもあるのかもしれません。
ストークオントレントの土をこの手のひらの中で温めてみたいですね」
そのような話をするときの松井さんの目は、いつも少年のように輝く。私の想像は、一挙に未だ見ぬ異国の土地へと飛んでいた。
そして、松井さんにクレダを紹介したという荒川さんに感謝していた。
次回から「クレダの旅日記」を掲載します。

2005年11月20日
久保田 紀子


 

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