外断熱・ハイブリッド・エコ住宅/空気がきれい! SA-SHEの家/マツミハウジング

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第39回 後ろ姿

  地鎮祭、上棟の時、私はいつも家族の後ろ姿に感動を覚える。
家族の成り立ちからその日までの、そして、住んでからの物語が刻まれているように思えるからだ。
祭壇に向かって並んで立つK夫婦の両脇には、20才前後の息子たちが立った。お父さんが鍬入れを行う。お母さんと息子たちは、お父さんの背中を見守っている。きっと、お父さんが大きく見えていることだろう。
玉串奉奠。神主さんから榊の枝を恭しく受け取って、家族は一人ずつ順番に祭壇に進む。二人の息子たちは、何を思い、何を祈ったのだろうか。
私の順番がきた。
祭壇に祈った。ご家族が、いつまでも健康で、幸せであることを。二人の息子たちに、すてきなお嫁さんが加わり、やがてかわいい孫たちが誕生し、この家を建てたことをみんなが納得し、永久に喜び合えますようにと。

 上棟のとき、松井さんは家族が家を見上げている後ろ姿を撮影する。どの家族の背中にも感激が溢れているからだ。
過日の上棟では、夫妻の間に少し気になる間隔があった。
そこで「もう少し近寄ってください」と声を掛けた。奥様が身軽にピョンとご主人の方へ横飛びした。すると二人の後姿が、ライトアップされた家を背景にハート型になった。
見守っている上棟に携わった人たちの間に微笑みの輪が広がった。
「正直という工法で建てる」ことを、住む人と建てる人が納得し合っているから生まれた微笑みのようだった。

横浜体感ハウスの周辺では、このところハウスメーカー各社が入り乱れて新築を競い合っている。それらの家を毎日否応なしに見ているが、木造軸組+TIP構法+外断熱+二重通気工法による「マツミの家」造りに匹敵するものは見当たらない。「いい家」をと願うのであれば、それしかないと、私の確信は強まるばかりである。
住み始めてから5年が経つが、わが家の玄関を入って一呼吸した瞬間に、私はいつもこの家を建ててよかった!と、心の底から思う。

 

2006年9月16日
久保田 紀子


 

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