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吉川麻里子のオランダあれこれ
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第6話 アメリカが“メルティングポット”ならば、
オランダは“ミックスサラダ”

 

 私は短いながらもアメリカ留学の経験があります。日本で生まれて日本で育った日本が大好きな日本人です。人権問題よりも宗教問題が問ミックスサラダわれているオランダ現代社会に住むオランダ人でない第三者として、最近、感じることがあります。アメリカは他国民が人種・宗教の枠を超えて“我こそがアメリカ人”と溶け合う“メルティングポット”ならば、オランダはそれぞれの文化や宗教が混じりながらも、それぞれが共存・共生する“ミックスサラダ”と表現したいのです。 どのようにしたら、この言葉のコピーライトが守れるでしょうか(冗談です・・・)??? 

3つの異なった社会に生きて感じることは、正直なところ、オランダの生活や考え方は私にはあまり合わないということです。「遊びは文化より古い・・・」という意味を理解したい、オランダに流れるゆったり時間を理解したい、現代オランダ人にとってレジャーとは何なのかを垣間見たいということで、大学院留学を修了した後もここオランダで暮らしています。アメリカの生活も比較的気に入っていましたけれども、私は庶民であってもクオリティーある生活をしている日本が一番大好きです。

アジアの日本人であることで損をしたり、嫌な思いもしましたが、日本人であることに誇りを持っています。“働き蜂”や“エコノミック・アニマル“と呼ばれながらも、戦後の父達の年代の方々が、特に教養を身につけられた方々が世界へ出て行かれた時代のお陰で、”信用ある日本人“というイメージを持つ人々もいて、速やかに受け入れてもらえることもありました。故・Nさん(N証券)と「生涯教育」というテーマでお付き合いのあったオランダ人教授からは特に可愛がってもらっています・・・。現在はフルタイムである企業で働きながら、個人ビジネスも続け、その合間に教授が組織しているアカデミックな教育機関のお手伝いも少しています。

おそらく、“ミックスサラダ”ゆえにお互いのスペースが取れ、お互いの価値観を尊敬でする、そこに干渉されない自由に対する心地よさが生まれるのかもしれない・・・。でも、とても聞こえがいいようにも感じますが、その裏には干渉しない、外ものは外ものという価値観が無きにしも非ず・・・ということにもならないだろうかと「見えない壁」を感じる私です。

 

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