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吉川麻里子のオランダあれこれ
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第7話 なまえ

 

 私の愛犬Kaninchen Dashond(カニンヒェン・ダスフンド/スーパーミニ・ダックスフンド)の“Lotje(ロッチェ)”は呼び名(ニックネーム)で、正式名は“Charlotte van de Stoofhoeve(シャールロッテ ファン・デ・ストーフホーフ)”といいます。隋分、小さなお犬様にしては立派な名前です。ここオランダでは、多くの人々が「正式名(役所に届けられる)」 と 「呼び名(日常生活の中で使われるニックネーム)」 の2つを授けられます。

辞書 お国が変わっても同じ、オランダでも「子供が生まれるぅ〜」となると多くの人は名前を用意します。アイデア探しに便利な名前辞典も使います。アメリカやヨーロッパ、西洋文化では、お父さんから「同じ名前」をもらう方も少なくありません。日本だと、一文字もらう程度でしょうか・・・。

ところで、「太郎」に当たるオランダ名は「Jan(ヤン)」、「花子」にあたるのは・・・、例えば「Maria(マリア)」です。“マリア”って女の子用の名前だと思っていたのですが、実は男性の正式名にも付けられるのです。カソリックのバックグラウンドを持つ男性の中には、正式名の中に「Maria」をもらっている人がいます。最初は「男性なのに・・・」とかなり不思議でしたが、宗教上の理由です。

ブリーダーさんからの要望で、「オランダのダサイ名前でなくて、フランス風の気高い名前を付けて欲しい・・・」と言われていたので、犬の名前探しも一苦労でした。オランダ・ドッグ・パスポートを持つ私の犬には、オランダ人の名前を付けることが私の希望でしたし、ブリーダーさんからの希望で“フランス風の響き”を持ち合わせていないと駄目でしたので、図書館から“オランダ名前辞典”を借りてきて、いくつか候補を考えました。私の一番押し“Charlotte”で、ブリーダーさんからも最終的にOKをいただきました。“たかが名前、されど名前・・・”、ブリーダーさんとの面白いオランダ経験でした。

 

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