
家庭用蓄電池
投稿日:2015年5月3日

今日の勉強会は、名古屋からわざわざ参加されたご夫妻、3年前にも参加された若いご夫妻もいらして盛況だった。
日経5月1日に、アメリカの電気自動車(EV)メーカーの「テスラ・モーターズ」が家庭向けの蓄電池システムを販売すると報じた。
蓄電池は、太陽光発電など、再生可能エネルギーによる電力をためて夜間に使ったり、料金の安い夜間の電力をためて、昼間に使うことで光熱費を削減するのに役立つ。非常時のためというよりも、日常の暮らしに役立つことが魅力だ。
翌日の朝日新聞朝刊には、テスラモーターズの発表を予知していたかのように、すかさずタマホームが、「太陽光発電と蓄電池を組み合わせると高い経済性と大きな安心が得られる」と一面広告を出したのに驚かされた。
日経の記事である。
<最大の売り物は価格だ。家庭向けは、一般家庭の1日の消費電力を賄える容量10キロワット時のモデルで、3500ドル(約42万円)。7キロワット時のモデルは3千ドル(約36万円)。米国では業界の標準的な製品の半分以下の価格となる。流線形のデザインで、赤、黒、白、灰色など色も選べる。最低10年、最大で20年まで延長できる保証もつける。
価格はこの分野に力を入れる日本勢と比べても大幅に割安だ。例えば東芝の製品は容量6.6キロワット時で137万円(補助金制度上の基準価格)。国からの補助金の約50万円を差し引いても、テスラの蓄電池は半値以下となる。同社が低価格化できるのはEV向けに蓄電池を量産してきた経験が豊富だからだ。容量10キロワット時2千ドルが蓄電池が爆発的に普及する目安とされるが、この水準に近づいた。EV向けで進んできた価格下落が据え置き型でも広がる可能性が出てきた。>
1年前、私は勉強会で蓄電池(当時200万円前後)は、3年後には半値になるだろうからあわてて購入することはないと述べていたが、ここまで安くなると考え直さざるを得ない。
タマホームが言うように「大安心」が得られるとは思わないが、「お買い得感」は得られそうだ。
大いに研究しようと思う。

- 松井 修三プロフィール
- 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
- 1961年中央大学法律学科卒。
- 1972年マツミハウジング株式会社創業。
- 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
- 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
- 現在マツミハウジング(株)相談役
「いい家」をつくる会代表 - 著書新「いい家」が欲しい。
(創英社/三省堂書店)
「涼温な家」
(創英社/三省堂書店)
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