
いつかはマツミの家に
投稿日:2014年12月15日

大工のKさんの家が出来上がった。暖かくて、空気が気持ちいい家だ。
大工さんがマツミの家を建てたのは5棟目になる。「涼温な家」では初めてだ。
大工さんは寡黙な人が多いが情報通である。大手ハウスメーカーや他社で働いている仲間が集まると、家造りの内容や手間代、会社の経営状態などについても話し合うようだ。自分の家族を住まわせる家の選択となれば、情報に敏感となり、より慎重になるのは当然だ。
親、兄弟をマツミの家に住まわせてやりたい。そんな熱い思いで、毎日仕事に励んでいる20歳前後の見習い大工が3人もいる。マツミで建てたからには、一生の付き合いとなるのは覚悟の上だ。
そうまで大工に惚れられるのは、会社がすべてにおいて正直だからだと思う。掛けるべき手を省くことを恥とし、精一杯良心的であることを誇りとする社風が好かれるのだ。
彼らは、仕事をしながら「涼温換気」が理に適っていると確信する。アフターメンテナンスに行った先で、お客様から感動の言葉を聞かされ、さらに確信が深まる。
「いつかはマツミの家に」
独立して7年目、Kさんはついに夢を叶えた。
喘息気味という奥さんと二人の子供たちは、必ず元気になるに違いない。そしてKさんは、より一層いい仕事に励んでくれることだろう。

- 松井 修三プロフィール
- 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
- 1961年中央大学法律学科卒。
- 1972年マツミハウジング株式会社創業。
- 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
- 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
- 現在マツミハウジング(株)相談役
「いい家」をつくる会代表 - 著書新「いい家」が欲しい。
(創英社/三省堂書店)
「涼温な家」
(創英社/三省堂書店)
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