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松井修三の
思ったこと、感じたこと

「涼温な家」に来た猫

投稿日:2019年12月1日

私より8歳年上の曽野綾子さんは、「老いの才覚」(ベスト親書)に書いている。

「だれも長生きをしたいと願う。しかし、老いの名人・才人以外の多くの凡人は80歳を過ぎるころには連れ合いを失っていて、友人知己も死んでしまい、健康を損ない、まわりに集う人が年々減っていってしまう。

毎日が、孤独の責め苦にさいなまされる。」と。

そして、「老年の仕事は孤独に耐えること、その中で自分を発見すること」だと。

さらにこうも言う。

「私は、孤独と絶望こそ、人生の最後に充分味わうべき境地なのだと思う時があります。この二つの究極の感情を体験しない人は、たぶん人間として完成しない。孤独と絶望は、勇気ある老人に対して『最後にもう一段階、立派な人間になって来いよ』と言われるに等しい、神の贈り物なのだと思います。」


私は、来年1月5日に81歳を迎えるが、いまだ曽野さんが言われる「神の贈り物」を授かっていない。と言うよりは、できることなら死ぬ3日前までは授かりたくないと思っている。とても孤独と絶望に耐える勇気がない。


70代に入ってからは、敬愛する日本画家/堀文子さんの「群れない・慣れない・頼らない」という生き方を真似したいと願ってきたので、周りから付き合う人が減っても孤独を意識することもなく、おかげで充実した日々を過ごしている。

これからもいい本を読みたいし、観たい絵は無数、旅行してみたい国もある。それらが無事叶ったら、「いい人生だったな」と自分に声掛けするのだろう。


このところ急に寒くなって来たけれど、家の中では夏用の長袖シャツで過ごしている。冬物の厚手な感触が嫌なのだ。

愛猫の「新之介」と話し合った。

彼は、22時前後にゲージに入れられてしまう。

「なあ、新ちゃん、夜中寒くないか?よその家に飼われれば、飼い主の布団の中で一緒に寝られるのになぁ」

「どこも寒いところがない家に暮らす猫だもの、心配ないさ。それに、もう一人寝に慣れたよ」


私は彼の頭を撫でて「おやすみ」と言った。

そして思った。

きっと「涼温な家」は、この子の老後も支えてくれるに違いない。この子がいる限り、私は老後の孤独に悩まされることはないだろうとも。



松井修三プロフィール
  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

世界に誇れる、住み心地いちばんの家を目指して 海外視察旅行記

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