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涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

工務店のためらい

投稿日:2019年1月29日

「太陽光発電火災」について、NHKテレビ・朝日新聞が大きく取り上げた。

太陽光発電をしている家に住んでいる人は、大変なショックを受けたに違いない。

経済産業省が音頭をとって、補助金で煽り立て、あたかも太陽光発電を義務化するかのような騒ぎをしていたのは、つい昨日のことのようだ。東京都知事の小池百合子氏は、環境大臣をしていたときに、日本中の住宅の屋根に太陽光発電を搭載したいと抱負を語っていた。

私は、火災の危険は5年ほど前から知っていたので、過日の日経の報道「太陽光パネルリサイクル義務化」の記事の方が重く感じた。

(ii-ie.comの「ご存知ですか?」に紹介されているので是非お読みいただきたい)

http://www.ii-ie.com/info_395.html


工務店の中には、太陽光発電搭載率日本一を誇る一条工務店や大手ハウスメーカーに後れを取らないように、全棟ZEHを目指して懸命な努力をしているところもある。

私は、住宅のいちばん大切な価値は住み心地であると考えるので、その視点から設備の必要性を検討することをお薦めしてきた。太陽光発電に消極的であることに、批判の声も聞かれたが、住み心地体感ハウスにも設置しなかった。


2018年5月22日発行の新「いい家」が欲しい。改訂版Ⅱの7刷より引いてみたい。

[ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)

「ZEH(ゼッチ)」とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスのことで、断熱性能を高め、省エネルギー性能に優れた設備を採用して、太陽光発電などの再生可能エネルギーにより、年間一次エネルギー消費量をネット(正味)でゼロまたはマイナスにできる住宅のことです。

国は、ロードマップを掲げ、2020年には新築住宅の半分、2030年にはほとんどをZEHにしようと呼び掛けています。大手ハウスメーカーは、建物本体だけでなく、さらに設備でも儲けることができるので大歓迎です。

しかし、なぜか工務店の多くは、補助金申請の資格である「ゼッチビルダー」として登録を受け、ステータス扱いされても浮かない顔をしています。

国は、工務店には取り組む意欲と能力が低いとみなしているようですが、実情は、太陽光発電が住む人の幸せに役立つものなのか、確信が持てないでいるのです。


ZEHは本当に得するものなのか。

屋根のデザインを犠牲にして太陽光パネルを設置し、発電量が、一次消費エネルギー量とほぼ同等もしくは上回るとしても、雨漏れの原因になったり、性能の劣化が原因となる火災、強風による破損、落雪による被害などが起こることはないのか。一方、近い将来、もっと高性能で場所を取らず、デザインに悪影響がなく、メンテナンスフリーな製品が販売されるのではという期待。お客様のそれら心配と期待に対して工務店はためらっているのです。]


昨夜のテレビを見て、ほっと胸を撫で下ろした工務店主は多かったことだろう。ちなみに、マツミハウジングはゼッチビルダー登録をしているが、実績は1棟のみである。

実績が上がらないところは、登録を抹消されると噂されているが、お客様が太陽光発電を望まれないのだから仕方がないことだ。


松井修三プロフィール
  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

世界に誇れる、住み心地いちばんの家を目指して 海外視察旅行記

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